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佐藤厚    

オーナーになってメーリングリストをはじめよう

今回は、メーリングリストをこれから始めようと考えている人に、主催者であるオーナーはどういう仕事をするのかお話していきます。そして、メーリングリストに参加するだけでは味わえない、オーナーならではの楽しさや充実感について紹介します。きっと、「オーナーってやりがいのある仕事だな」と感じてもらえると思います。

○メーリングリスト開設は次のサイトも合わせて参考にしてみてくださいね。
▼メーリングリスト開設の手引き
 http://www.kt.rim.or.jp/~atsato/ml


○今回はこちらが特に役立ちます。
▼メーリングリスト管理者
 http://www.kt.rim.or.jp/~atsato/ml/basic/kanrinin.html

▼管理者の主な仕事
 http://www.kt.rim.or.jp/~atsato/ml/basic/kanriwk.html



オーナーについて知っておこう

メーリングリストを主催する人を「オーナー」といます。簡単にいうと、あるテーマの集まりを考えついた「言い出しっぺ」です。メーリングリストを作ったら、自分がオーナーとなって全体のまとめ役を務めていくことになります。活気のあるメーリングリストに発展させるのはオーナーの腕しだい。個性的なメーリングリストをいかに作り上げるかは、オーナーの手腕にかかっていると言ってよいでしょう。



オーナーって何をすればいいの?

メーリングリストに参加しているだけでは、オーナーはどんな仕事をしているのか詳しい内容までは分かりません。オーナーは主催者であり、かっこよく言えばメーリングリストの顔ですが、本当は花形スターではなく、「縁の下の力持ち」的存在です。
オーナーには大きく分けて2つの仕事があります。ひとつは、メーリングリストを活性化させたり、メンバー同士の間をとりもったりといった、全体のまとめ役としての仕事。もうひとつは、メーリングリストのシステム管理や問い合わせの対応といった事務的な仕事です。
それぞれについて簡単に説明しましょう。



<メーリングリスト内での仕事>
●メーリングリストのムードメーカー
メーリングリストは作った人が行動を起こさなければ何も始まりません。参加者が集まりはじめたら率先して話題を作ってメールの投稿を呼びかけたり、新人さんに歓迎の返信をするなど活気づくりの源を作り出していく仕事は欠かせません。メーリングリストが静寂化してきたときも、自ら新しい話題を出して盛り上げたり、新企画を考えたり、楽しい場づくりを先頭に立って進めていきます。自分が思い描いているものを実行していくのですから、大変なのではなく、むしろ面白さを感じてきます。オーナーならではの楽しみといえます。

●メンバー募集の活動
メンバーを募集する工夫を凝らすのもオーナーの仕事。じっと待っているだけでは人は集まってきません。活動を紹介するホームページを作るなど、よりたくさんの同じ仲間を呼び込む活動をしていけば、メーリングリストもさらに発展していくでしょう。特に急ぐ必要はありませんが、メンバー同士で協力するのもよいでしょう。

●メンバー同士のトラブル対処

これは避けては通れない、そしてオーナーでなければ対処できない仕事です。メーリングリストでは、メンバー同士が予期しないきっかけから口論やけんかになるなど、トラブルに発展することもあります。このような時は、全体をみながらオーナーが間に入って問題を解決しなければなりません。人をまとめる仕事は主催者でなければ事態を解決できないことが多く、野放しにするとさらにエスカレートして当事者よりも参加しているほかのメンバーが不愉快な思いにたえきれず、退会していってしまいます。リーダーシップを発揮して、人をまとめていく、これがもっとも必要とされるオーナーの仕事です。

<事務的な仕事>
●メーリングリストの保守作業
FreeMLでは初心者でも簡単にメーリングリストを作って運営できるよう、難しいシステムの維持・管理はしなくてもいいように設計されています。システムの保守といっても、例えばメーリングリストの紹介文を書き換えるといったような作業が中心です。

●登録メンバーの管理
メーリングリストを運営していくと、メンバーのなかにメール配送をしても届かず返送されるエラーが発生します。こうしたアドレスの削除や、長期間登録が保留になっているメールアドレスの整理をします。その他、ある人をメーリングリストに招待して登録する時は、オーナーが手続きをします。

●問い合わせメール対応

オーナーは外から見ればメーリングリストの代表者です。主催しているメーリングリストに関する問い合わせ、メンバーからの質問や依頼はすべてオーナーに寄せられます。こうしたことへの対応をするのはオーナーの大事な役目です。

具体的な仕事の仕方については今後詳しく取り上げていきます。




メーリングリストを始める前に

●「やる気が一番大事!」
メーリングリストを始めるには、知識の量やコンピュータに精通しているかどうかは問題ではありません。人をつのって何かをしたいという「やる気」や「チャレンジ精神」が何よりも大切なのです。やる気さえあれば新しいことにチャレンジする意欲も湧き、それが実ればさらに発展させていきたくなります。気力がなかったら何も生まれませんよね。インターネットで何かをしようと思い立ったら、その時の気持ちをいつまでも持ち続けていって下さい。

●メーリングリストは作ってからが本番
メーリングリストを作るというのは、開設申し込みが完了したらそれでオーナーの仕事は終わりで、後は何もしなくてもよいというのではありません。開設してからがメーリングリストの本当のはじまりなのです。オーナーが何もしなければ、参加した人は何をすればいいか分かりません。メールも流れず、話題が出てこなければ、何のためにメーリングリストを作ったのか分かりません。メーリングリストを始めたら、自分から発展させる努力を惜しまずにがんばっていきましょう。

●MLの設定作業だけがオーナーの仕事ではありません
メーリングリストのオーナーは、与えられたシステムの設定いじりをすることではありません。そこで繰り広げられる情報交換の場を作るのが大切なのです。どんな立派な設定をしても中身がなければ意味がありません。話題に豊富な活気のあるメーリングリストにするのが本当の運営です。物珍しいシステムの設定いじりに熱中するのではなく、中身を重視する心構えを必ず持つようにしてください。

●途中で投げ出さないで!
インターネット中の人を集めるメーリングリストを作るのであれば、責任をもって運営していく自覚を持つよう心掛けましょう。テーマや主旨を見て、感心を持ったたくさんの人が期待をもってあなたのメーリングリストに参加してくるからです。気まぐれで作って何もせずに放り投げたら、せっかく入ってきた人をがっかりさせてしまいます。それはとても悲しいことです。メーリングリストをはじめて、メンバーを募集したら、それは世界中に看板を掲げているのと同じです。作ったからには発展させていくよう努力しましょう。



メーリングリストをはじめるのに興味をもったけれども、「オーナーになったら自分が何もかもやって、人のトラブルまで解決しなければならないなんて、苦労ばかりで楽しくない!」と悲観的に思うかもしれません。でも、いざ始めて運営してみると、実はこんな楽しみがあったのかと、人のふれあいの奥深さを感じ取れるようになります。メーリングリストのオーナーをつとめるのは大変なのではなく、やりがいがあって楽しいものなのです。

次回からは、メーリングリストを実際に運営していくのに知っていてほしい知識や、オーナーの心得、仕事のこなしかたなどを取り上げていきます。どうぞお楽しみに♪



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